学童クラブ
TEL. 03-3357-7638
<学童クラブの記録より> ハロウィン
ねらい
★興味関心を引き出し、好きなことを増やす
★好きな物に取り組み、認められることによって自己肯定感を高める
そこで職員は「ファッションショー」という舞台を設定。
子どもたちには、最初、ファッションショーを行うこと、出演する子を募集すること、衣装は自由であることだけを話しました。仕掛けとしてデザイナーの部屋をイメージした自由に使える制作コーナーを用意しました。
環境を用意したことで、やりたい気持ちやイメージのある子はどんどん制作を進めて、思い思いの衣装を作っていきました。
また、思いはあるけれど作り方が分からない子、恥かしいけれど気になっている子には、職員が話を聞くなどしながら子どものイメージを言語化し、具現化していくサポートをしました。
色々な思いがあって参加への一歩が踏み出せない子たちに対しては、一人ひとりに合った参加の仕方を一緒に模索していきました。
◎自分で作った衣装を着て出演する
◎出演したいけれど、作るのは......
→衣装を着て出演する
◎参加はしたい、でも出演するのは......
→照明、大道具、アナウンス、音響など
裏方として参加する
◎どれもちょっと恥ずかしい......
→観客として盛り上げる
この行事を経験して、
子どもたちが自分のやりたい思いを形にしていく姿が
以前と比べて増えていきました。
今回のハロウィン行事については、子どもたちの準備に取り組む様子や当日の楽しんでいる姿、そしてその後の工作や物作りへの興味関心の高まり方を見ると、取り組みとしては子どもたちの中に響くものがあった のではないかと思われます。
それは、子どもたちの普段からの様子や興味関心をきちんと観察し、その上で継続して取り組める環境設定と、子どもたちに寄り添い思いを引きだすよう人的環境として職員が適切な関わりをもつことを意識した結果であり、それらが大切であると改めて認識することができました。